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個人の意見とか独断、偏見が混じった内容が混じっています。またブログ内の文章は常体です。あらかじめご了承ください。

執筆者の写真taisyo takaguchi

学生フォーミュラの本来の目的とは離れているけれど。


先日、蛙田様に瑞浪に来ていただき、取材をしてもらいました。

その記事、ぜひ皆さんも読んでみてください。下にリンクを貼っておきます。




さて今日の記事、そのままの通りなんです。。

学生フォーミュラの主体は「ものづくり」なんです。

如何にいいものを揃え、いいセットを出し、いいドライバとチームで結果を出しに行くか、というものとは本来ちょっとずれているんです。


どちらかというと、「車両制作を通してものづくりの楽しさや達成感を知ってもらう、ものづくりするときの観点を他校との交流によって広げる」みたいな感覚だと思うんです。


レーシングドライバーは基本、その忙しさから大学には行かないか、行っても中退することが多いです。また制作や設計に関わる時間もほとんどありません。自分のレース活動でいっぱいですから。レースレポート、企画書、報告書、またサーキットでの練習やコーチングなど、やれることはたくさんあります。そのため大学には来ていないことが殆どです。


学生フォーミュラでほぼドライバーだけを担当する、と言うのは日本の学生フォーミュラからすると少しずれているように思います。それは上で述べたようにものづくりが主流であるからです。


ですがドライバー専門であるが故のエピソードもあるんです。

実は去年、先輩方にこんな言葉を残しています。

「車検さえ通してもらえれば、あとは動的の結果はちゃんと残します。だからまず、車検をクリアさせてください。」と。

一見すると無責任に聞こえるかもしれません。全員でクリアさせると言う人もいるかもしれません。


だけど僕は設計もしていなければ製作もしてません。できるのは、走って結果でチームのみんなに返すのみ。

ドライバー専門というのは、極端な話「乗って結果を出す」以外はないのです。

去年はトップこそ逃してしまいましたがオートクロスでは2位、エンデュランスでも3位と実績を残すことができました。それもあってみんなのモチベーションが今年はとても高いです。車さえ作ることができれば、あとはなんとかしてくれる。その安心感があるだけでもきっと余裕が違うことでしょう。


これから先ドライバー専門が現れるかどうかは分かりませんが、もし現れたときにはとても楽しみです。




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