Abemaは今年、スーパーフォーミュラの決勝を全戦生放送することが決定しました。既に8000万以上のダウンロードがあるAbemaでの生放送は、モータースポーツへの入り口となることは間違いありません。
サッカーワールドカップや野球のメジャーリーグが放送されるようにトップレベルの試合を提供しているので、そこにスーパーフォーミュラが追加されたことは本当に嬉しいです。
しかしながら、その効果はどれほどになるのでしょうか?
それを測るためには膨大なデータと専門の知識が必要なので今回は細かくは言いませんが、基本的なデータ、考え方から考察していきます。
まずはAbemaでの生放送で、視聴数を見る必要があります。詳しくは分かりませんが、生放送中の同時視聴数は10万を超えた場面があったそうです。スタート前に放送の中で言われています。
問題はここからで、そのうちどれくらいが「初めて見た」のか、ということです。
Jsportsでみていたけど無料だからAbemaでみる、あるいは現地に行けないからAbemaで見る人もいるわけです。そうではなく、Abemaで特に見るものが決まっていなかったけど、フラッと見にきたら面白そうだからそのままつけている、そういう人がどれくらいなのかを知らなければなりません。
更にはそういった人の継続視聴時間が必要になります。スタート前に見始めたけど、スタートしてすぐに離脱してしまってはあまり意味がありません。これから先モータースポーツを楽しんでもらうためには、1時間程度は見続けられるコンテンツ量、あるいは体力が必要になります。映像を提供する側としてはいかにコンテンツを面白くするか、興味を持ってもらえるようにするかですから、解説者やピットレポーターに力を入れます。
他にも視聴者の年齢、性別、更には普段Abemaでどれくらい見ているかも指標になります。
ビッグデータと呼ばれる現代では、様々な情報を組み合わせて分析ができます。大事なのはそのデータを元に、どのような結果が出て、どのような対策をとるかによって、今後のスーパーフォーミュラの新規視聴者が増えるかどうかが決まっていくと言えるでしょう。
明日は去年大学で行った研究について話していきます。
コメント